こんにちは、たにかけです。
- AIの基本や実装を勉強するためにAI実装検定を勉強したいけど、どのレベルを受けたらいいかわからない
こんな人にどれを受けるべきかを解説します。
AI実装検定とは
AI実装検定はAIに関する基本知識や実装能力を有していることを証明するための資格です。
3段階に分かれており、以下のようなレベルになっています。
S級
AI実装検定 S級はAIを実装する能力だけではなく、画像処理や自然言語処理等のより応用的な実装にチャレンジできることを証明する資格です。
現時点のAI系の資格では最難関とされています。
S級の試験概要
レベル | 現在のAI資格の中で最難関(2023年2月現在) |
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試験会場 | テストセンター |
日程 | 随時 |
出題範囲 |
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試験時間・出題数 | 60分・50題(ディープラーニングの様々なモデルについて) |
合格基準 | 70%以上 |
受験料 | 33,000円 |
申し込みページ | https://cbt-s.com/examinee/examination/equ.html |
A級
AI実装検定 A級はディープラーニング実装のための数学やプログラミング等の基本的な知識を有していることを証明することのできる資格です。
ここから本格的にプログラミング等の知識が必要になってくるため、少し難しくなってきます。
A級の試験概要
レベル | AI難関資格のE資格(日本ディープラーニング協会主催)の認定プログラムにも挑戦できるレベルです。理系大学生・社会人程度。 |
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試験会場 | テストセンター |
日程 | 随時 |
出題範囲 |
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試験時間・出題数 | 60分・60題(数学:20題、プログラミング:20題、AI:20題) |
合格基準 | 70%以上 |
受験料 | 一般:14,850円 学生:8,250円 |
申し込みページ | https://cbt-s.com/examinee/examination/equ.html |
B級
AI実装検定 B級はAI初心者が最初の目標として学習する資格です。
AIの概要について幅広く学び、AIやディープラーニングがどういったものなのかという基本的な概念を獲得していることを証明することができます。
B級の試験概要
レベル | AIの網羅的な知識を問うG(ジェネラリスト)検定の前段に位置したレベルに設定しています。高校理系卒業・大学生程度。 |
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試験会場 | テストセンター |
日程 | 随時 |
出題範囲 |
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試験時間・出題数 | 40分・30題(AIの概要についての直感的理解) |
合格基準 | 70%以上 |
受験料 | 一般:9,900円 学生:5,500円 |
申し込みページ | https://cbt-s.com/examinee/examination/equ.html |
どれを受けるべきなのか
AI実装検定には3つのレベルが存在していますが、どのレベルを受けるべきなのかを解説します。
- S級を受けるべき人
→AIエンジニアとしてバリバリ働きたい人 - A級を受けるべき人
→AIに関する仕事をしている人やAIコンサル等のAI関連の仕事につきたい人 - B級を受けるべき人
→これからAIの勉強を始める人
S級を受けるべき人
S級を受けるべきはAIエンジニアとしてバリバリ働きたい人です。
S級の試験内容はNLPとModelとなっています。
AIコンサルタントも知っておくべき知識ではありますが、どのように実装しているのかという部分の知識は必要ない部分になってきます。
そのため将来的にAIコンサルタントやAI営業のようにAIをどのように使うのかということを考える仕事につきたい人はここまで受ける必要はないでしょう。
それに対してAIエンジニアになりたい人は知識として持っておく方がいいです。
しかし、AIエンジニアだから必ず必要かというと、そうとは言い切れません。
AIエンジニアとしてKaggleやSIGNATEで結果を出して、時間がある場合に受けるとするのがいいでしょう。
A級を受けるべき人
A級を受けるべき人は、AIに関する仕事をしている人やこれからAIコンサル等のAI関連の仕事につきたい人です。
AIに関する基本知識だけでなく、AI実装に関する知識(Python等)も必要になりますが、AIコンサルタントはこれらを知っておかないとどこまでビジネスで活用できるのかを考えることができません。
そのため、AIコンサルタント等のAIをビジネス活用する人はA級を取得することのできるレベルの知識をつける必要があります。
B級を受けるべき人
B級を受けるべき人は、これからAIの勉強を始める人です。
B級はAIとはどんなものかのさわりを学習するものになっています。そのため、それを業務に活かすような職業につきたい人には物足りないレベルになっています。
しかし、どこから勉強したらいいかわからない人がいきなりA級を受けることは難しいため、最初の勉強としてB級にチャレンジしてみてください。
おすすめの勉強方法
各レベルの勉強方法のおすすめはこれです。
S級
→論文を読んで実装方法を確認
A級
→動画講座+テキストで学習
B級
→動画講座
詳しくはこちらの記事で解説しています。
まとめ
AI実装検定のどれを受けるべきなのかということをテーマに解説していきました。
AIを使ってどんな仕事したいのかでどんなレベルの資格を受けるかを考えるようにしましょう。