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AI実装検定S級とE資格はどちらを受けるべき?【目的で受けるべきを決める】

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こんにちは、たにかけです。

AI系の資格は色々ありますが、
「結局どの資格を取ればいいかわからない」
こんなことありますよね。

今回はそんな中でも

  • AI実装検定S級とE資格にはどんな違いがあるの?
  • AI実装検定S級とE資格があるけど、どっちを受けるべきなの?

こんな疑問に答えます。

【資格概要】S級・E資格ってどんな資格なの?

どっちにするか考えるAI実装系の資格として有名な資格として「E資格」と「AI実装検定S級」の2種類があります。それぞれどんな資格何かをここでは説明します。

AI実装検定 S級

AI実装検定はディープラーニングに関する実装能力と知識の判別を目的に実施されている資格です。

S級はAI実装検定の中でも最高難易度に位置しており、AI実装力だけではなく、画像処理や自然言語処理、有名なモデル実装等の応用的があることを証明するための資格です。

資格概要

詳細はこちら

試験会場 テストセンター(全国各地)
日程 随時
受験料 33,000円程度
出題範囲
  • NLP(20問)
  • Model(30問)
試験時間・出題数 60分・50問(択一式)
合格基準 70%程度
合格率 非公開(2023年2月時点)

E資格

E資格は一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が実施しているAIエンジニア向けの資格で、ディープラーニングの実装をリードできる人材を増やすことが目的となっています。

機械学習だけでなく深層学習、開発・運用環境等の知識やコーディング知識を問う問題も出てきます。

さらに、受験するためにはJDLAが認定するプログラムを修了する必要があります。

資格概要

詳細はこちら

試験会場 テストセンター(全国各地)
日程 年に2回(2月、8月)
受験料 一般:33,000円
学生:22,000円
出題範囲
  • 応用数学
  • 深層学習
  • 機械学習
  • 開発・運用環境
試験時間・出題数 120分・100問程度(多肢選択式)
合格基準 非公開
合格率 70%程度

どんな違いがあるの?

どんな違いがあるの?AI実装検定S級とE資格の違いは大きく分けるとこれらがあります。

  • 受験資格
  • 出題範囲
  • 難易度

受験資格

1つ目の違いは受験資格の有無です。
E資格は試験を受験するためにJDLAの認定プログラムを修了する必要があります。
認定プログラムでは、機械学習の講座やPython講座等を受けた上でテスト等を受ける形になります。そのため、安くても3万円程度の料金がかかります。

それと比べて、AI実装検定では受験資格はなく、誰でもいきなり受けることが可能です。

出題範囲

2つ目の違いは出題範囲です。
それぞれの出題範囲は以下のようになっています。

出題範囲
AI実装検定 S級 深層学習
・NLP
・Model
E資格 応用数学
機械学習
深層学習
開発・運用環境

ここから見ると、AI実装検定S級ではE資格の範囲のうちで深層学習の部分に特化された問題が出題されることがわかると思います。
基礎の部分はAI実装検定A級が担当しているため、S級ではより応用的な分野のみの試験となっています。

認定レベル

AI実装検定によるとそれぞれの級の認定レベルは以下の画像のようになっています。

こちらの画像からAI実装検定S級はE資格よりもより認定レベルが高い位置にあることがわかります。ここからE資格よりもより深層学習の深い知識を理解した上で受ける必要があります。
※こちらは難易度の図ではないため、どちらが難しいとは一概に言えません。

結局どっちを受けたらいいの?

どっちを受けるべきか悩むそれぞれの資格を受けるべき人は以下のように分かれます。

  • AI実装検定 S級
    無駄なお金をかけたくない人や深層学習エンジニアを目指す人
  • E資格
    AIエンジニアになりたい人(ただし深層学習は除く)やAI実装経験がない人

AI実装検定S級をおすすめする人

違いでも説明したようにE資格を受験するためにはJDLAの認定資格を修了する必要があるため、試験の受験料の他に別途費用が必要になってきます。

そのため、すでにAIエンジニアとして働いており基本的な知識には自信がある場合には、自習をしてAI実装検定S級を受けることをおすすめします。

また、将来的に深層学習エンジニアになりたい人は知識を持っていることの証明となるため、こちらの受験がおすすめです。

E資格をおすすめする人

E資格はAI実装検定S級よりも基本的なAI知識が問われます。そのため、AIエンジニアとして働きたい人はE資格がおすすめです。

さらに、AI実装検定は始まってまだ日が浅い資格なので、動画対策講座等が存在しません。そのため、AI実装に触れた経験が少ない人が独学で合格するには少しハードルが高い資格です。それに対してE資格はJDLAの認定講座の中で基本から学習できるため、勉強のハードルが低くなっています。

だからこそ、AIにあまり触れたことのない人や動画で学習したい人はE資格をおすすめします。

どんな勉強法がいいの?

E資格やAI実装検定S級の勉強法はそれぞれこちらの記事で解説しています。

まとめ

今回はE資格とAI実装検定S級の違いやどちらを受けるべきかを解説してきました。
どちらもAI実装の知識を問う資格なのでAIエンジニアとしての最低限の知識を持っていることを証明するためにはいい資格になっています。

ただし、AI転職を行いたい人は資格を持っているだけでは難しいのが現実です。
そのためKaggleやSIGNATE、Nishika等のコンペティションで実力を証明したり、大学・大学院で学習することで箔をつけたりとすることが大切です。

この前提を忘れずにぜひ勉強してみてください。