こんにちは、たにかけです。
- IT転職したいけどどんな資格を勉強すればいいの?
- 内定もらって暇だからITを勉強したいけど、どんな資格がおすすめ?
こんな疑問をお持ちのあなたへ。
本記事では、IT国家資格を端的に紹介し、まずどれから始めるべきということにお答えします。これからIT業界で働く、またはIT業界で働きたいという方は、ぜひ読んでみてください。
IT資格がなぜ必要なのか
IT業界に就職/転職する人はIT資格を取得した方がいい理由は「知識・能力を持っていることを証明してくれるから」です。
人事担当者と「面接ではどんな業務をしてきたかはわかっても、本当に知識・技術があるかわからないんだよね」という話をしたことが何度かあります。最近は技術を持っていることをテスト等で確認することはありますが、全ての会社でやっているわけではありません。
面接ではわからない知識や能力を証明するためにT系の資格を持っていることが、IT業界の就職や転職では必要です。
IT系国家資格は14種類
ITの知識を持っていることを証明するためのIT系国家資格は全部で14種類あります。ITを利用する者、情報処理技術者、サイバーセキュリティを推進する人材の3つのカテゴリに大きく分かれており、自分がどこのレベルを目指すのかによってどこの資格まで取った方がいいのかということも変わってきます。
また、自分の業務の種類によって取るべき資格も変わるので、必ず全てを取る必要はないということはまず念頭に置いてください。
【初心者おすすめ】IT国家資格を4つ紹介
14種類ある資格を全て説明すると長くなるため、今回は初心者におすすめする資格を4つ紹介します。
ITパスポート | |
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情報セキュリティマネジメント試験 | |
基本情報技術者試験 | |
応用情報技術者試験 |
ITパスポート
試験概要 | 小問100問程度、 四肢択一式 |
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試験日程 | 随時 |
試験時間 | 120分 |
受験環境 | CBT方式 |
受験料 | 7500円 |
公式サイト | https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html |
ITパスポートはIT業界に必要な基礎知識を持っていることを証明することができる資格です。社会人として最低限知っておくべきIT知識はITパスポートに詰まっているということはできるので、これを持っておくことはIT業界に就職/転職するときの最低条件と言えます。
最近はITパスポートを持っていることは当たり前なので、これを持っていることだけでは評価されない会社も増えている傾向にあるため、星を4つにしました。
- ITに関する最低限の知識を身につけることができる
- 初心者でも合格することが容易
- ITパスポートだけでは転職で評価されなくなってきた
(新卒採用ではいまだに評価されている)
おすすめの勉強法はこちら
情報セキュリティマネジメント試験
試験概要 | 午前:四肢択一式/60問、午後:多肢択一式/60問 |
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試験日程 | 随時(2023年度より) |
試験時間 | 合計240分(午前:120分/午後:120分) |
受験環境 | CBT方式 |
受験料 | 7500円 |
公式サイト | https://www.jitec.ipa.go.jp/sg/ |
情報セキュリティマネジメント試験は、企業等が抱えている情報の安全性を確保し、漏洩や改ざんのリスクから守るための知識を証明するための試験です。ITパスポートよりも難易度が高いですが、今後データを使った事業が増えていく中でより重要視される試験の1つです。特に、データセキュリティ系の仕事を行いたいと思っている初心者の方におすすめの資格になっています。
現在需要のある分野の資格ですが、セキュリティという分野に特化しており、それ以外の分野には直接活かせないため今回は星4.5としました。
- 需要が増している情報セキュリティ分野のため、就職/転職で活きやすい
- ITパスポートよりも難易度が高いため、採用担当者から評価される
- セキュリティ分野に特化しているため、関係ないIT分野への転職には活かせない可能性もある
- 難易度が高いため、全くの初心者は難しい可能性あり
基本情報技術者試験
試験概要 | A試験:小問形式/60問、B試験:小問形式/20問 |
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試験日程 | 随時(2023年度より) |
試験時間 | 合計190分(A試験:90分/B試験:100分) |
受験環境 | CBT方式 |
受験料 | 7500円 |
公式サイト | https://www.ipa.go.jp/index.html |
基本情報技術者試験は、IT分野に関する基本的な知識・技能を有していることを証明するための試験です。ITパスポートよりも深い知識が必要になるだけでなく、プログラミング言語の知識も問われるためITパスポートよりも難易度が高くなっています。
ITパスポートより合格難易度が高いため、転職や就職ではITのできる人という印象を採用担当者に与えることができるようになります。そのため、ITに自信のある方やITパスポートに合格した方はここまでやっておいた方がいいため星5つとしました。
- ITに関する基本的な知識は持っているという証明になり、就職/転職で大きく有利になる
- プログラミング等で必要となる論理的な思考能力も身に付く
- 知識の深さやプログラミングの問題も出題されるためITパスポートよりも合格難易度が高い
応用情報技術者試験
試験概要 | 午前:四肢択一式/80問、午後:記述式/11問(5問選択) |
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試験日程 | 春期:4月/冬季:10月 |
試験時間 | 合計300分(午前:150分/午後:150分) |
受験環境 | 筆記試験 |
受験料 | 7500円 |
公式サイト | https://www.ipa.go.jp/index.html |
応用情報技術者試験は基本情報技術者試験に合格した人が更なるレベルアップのための受ける試験です。高度なIT人材となるために必要な知識・技能を持っているかを確認するための試験となるため、基本情報技術者試験よりも深い知識が必要になるだけでなく、マネジメントや経営戦略に関する設問もあります。
この資格を持っているだけで採用担当者からは圧倒的な評価をもらうことはできますが、IT初心者が合格することは難しいため、おすすめしません。そのため、星は2.5としました。
- 資格を持っているだけで就職/転職には圧倒的に有利となる
- 難易度が高すぎるため、初心者でもは合格する可能性が低い
まとめ
IT業界に転職する場合には基本情報技術者試験まで取得していることをおすすめします。
ただ、ITについて全くわからないという場合にはITパスポートで最低限の知識をつけた上で、基本情報技術者試験にチャレンジしてみてください。